上級国民とは?上級国民下級国民のまとめ・感想・ネタバレ|神戸大阪朝活読書会

上級国民って言葉を最近耳にするけどどんな意味?

上級国民下級国民の本の内容を知りたい!

あなたはもしかしたら、そんな思いでネットで情報を収集していて、当記事にたどり着いたのかもしれません。

当記事「上級国民とは?上級国民下級国民まとめ・感想・ネタバレ」を読めば、上級国民とはどんな意味なのかを知ることができるだけでなく、橘玲さん著書、上級国民下級国民の内容を知ることができます。
記事を書いている私は、大阪で今の働き方や生き方に不安を持った20代30代が集まるコミュニティ(読書しない読書会|神戸大阪朝活読書会)を開催しています。
情報の交換や価値観の共有を目的に様々なバックグラウンドの方との交流を通じて、自分の価値観を明確にしたり、新しい情報を仕入れて行動に移したりしている仲間が増えています。
もしこの記事を読まれた方で、読書会に興味があるという方は、ぜひ当読書会でお会いできたらと思います。
当記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。

上級国民とは?

上級国民という言葉は、一般国民に対してそれ以外の(特別な)国民がいるかのような発言を受けて、それを皮肉るために生まれた単語(ネットスラング)である。
東京オリンピックエンブレム騒動を発端とし、主に2ちゃんねるの嫌儲板を中心として発祥した。

当初は(デザインに精通している)専門家側の上から目線の言葉を皮肉るために用いられたが、その後は上級国民という言葉の連想から、政治家や役人、資産家などのセレブリティ層を批判的な意味合いにて指し示すようにも用いられるようになった。
(引用:ニコニコ大百科
2015年、東京オリンピック誘致の際のエンブレム騒動からネットの中で「上級国民」とういう言葉は広がっていきました。
そして、2019年に起きた2つの交通事故が原因で世に広く知られる言葉となりました。
1つの交通事故は、東京池袋で起きた87歳の高齢ドライバーによる交通死傷事件です。
この事故によって2名の方が亡くなり10名の方が負傷しました。

もう1つの交通事故は、兵庫県神戸市で起きた神戸市営バスの運転手が起こした交通死傷事故です。
東京池袋の交通事故では被疑者は逮捕されず、神戸の交通事故では容疑者として逮捕された。
この違いはなぜか。
実は、東京池袋の事件の被疑者は元高級官僚であり、瑞宝重光章を叙勲していたエリートだったのです。
そして、「池袋事故の運転手は上級国民だから逮捕されない」「バスの運転手は下級国民だから逮捕された」などの声がインターネットの中で飛び交いました。
元高級官僚のエリートと神戸市営のバス運転手である一般人とでは国やメディアの対応が違うのではないかという憶測の中で、日本は「上級国民」と「下級国民」に分断されており、この格差によって上級国民が優遇されているのではないかとの考えが広がりました。
結論から申し上げると、東京池袋の事件で被疑者が逮捕されなかったのは、上級国民だったからではないのですが、
この事件をきっかけに世間に広まっていった「上級国民と下級国民の分断」そのものはあながち間違っていないと言えます。
その事実は、橘玲さん著「上級国民下級国民」に詳しく書かれていますので、その内容についてまとめていきたいと思います。

上級国民下級国民のあらすじ・要約

いったん「下級国民」に落ちてしまえば、「下級国民」として老い、死んでいくしかない。
幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民」だけだ──。
これが現代日本社会を生きる多くのひとたちの本音だというのです。(まえがきより)

バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。
彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。
一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。
「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流のなかで、世界が総体としてはゆたかになり、ひとびとが全体としては幸福になるのとひきかえに、先進国のマジョリティは「上級国民/下級国民」へと分断されていく──。
(引用:Amazon

PART1 「下級国民」の誕生

1 平成で起きたこと

平成がどんな時代だったかを一言で表すと、団塊の世代の雇用を守る30年であったと言えます。
平成元年、世界の企業時価総額ランキングTOP10社のうち8社を日本企業が占め、日本は間違いなくジャパンアズナンバーワンでした。
しかし、平成30年になると、TOP50社にかろうじてトヨタがランクインしているだけで、平成元年の栄光は失われてしまいました。
それはなぜか?
一言でいうと、日本はリーマンショック後の対応を失敗したからです。
そして、世界の変化に取り残され、昭和時代の働き方を続けた平成の日本のサラリーマンにそのしわ寄せが集まりました。
その結果、日本のサラリーマンは世界でいちばん会社を憎んでいる人種となり、島耕作の様にサラリーマン出世街道を夢見る人たちはもはや絶滅危惧種となったのです。
ここで注目するポイントが1つあります。それは、リーマンショックによっても正社員の割合は変わらなかったということです。
結論から言うと、リーマンショックによる被害を一番受けたのは自営業者であり、自営業を続けられなくなった人の多くが非正規雇用に流れました。
そして、これから社会人になるはずだった当時の20代の若者もその被害者です。
リーマンショックによて既存のサラリーマン(団塊の世代)を解雇するのではなく、新卒採用枠を減らすことで日本企業は人件費のコントロールをしました。
その結果、大量の若者が職にあぶれ、非正規雇用に流れていったのです。
同様に女性の非正規がこの時代に増えていきました。
これは、今まで専業主婦だった層が、パートタイムなどの非正規労働市場に流れていったためです。
これは、高齢化社会を迎え労働者人口が減少することを防ぐ国の意図もありますが、そもそも20代30代の男性は上記の通り、団塊の世代の雇用を守るために雇用を破壊されてしまったため、男性一人で家庭を支えるだけの給与が得られず、必然的に女性が専業主婦ではなく非正規として労働市場に参画することになったのです。
そして、非正規を含む若者や女性の主要な労働市場はサービス業となりました。
それは製造業の主力拠点を海外に移すなどの企業のコストカットにより、新たに誕生したサービス業しか労働の選択肢が取れなかったためです。
その結果、GDP上の生産高があまり高くないサービス業に従事することで、必然的に報酬も低い労働を続けることになったのです。

2 令和で起きること

それでは、令和の時代には何が起きるのでしょうか。
それは、団塊の世代と団塊ジュニアの社会保障を守る時代になると言えます。
団塊の世代が後期高齢者を迎え、団塊ジュニアが65歳の定年を迎えるのが令和です。
そうなると必然的に疾病にかかるリスクが高くなります。
そして問題なのは、団塊の世代と団塊ジュニアの人口ボリュームです。
そもそもの人口母数が多いこの世代が一律に、年金、医療、介護などの社会保障を受給するようになる一方、
この世代が定年を迎え所得税を納める必要がなくなったため、日本の財政はひっ迫します。
つまり、令和の30年は団塊の世代と団塊ジュニアの社会保障をいかに守っていくかが最重要の課題となります。
現在の試算では、令和は現役世代1.5人で高齢者1人を支える社会になるのです。
その一方、団塊の世代と団塊ジュニアが労働市場から撤退をしたため、ようやく政府は「働き方改革」を進めることが可能となりました。
今までは、リーマンショック後も守り続けていた正社員の既得権益も、団塊の世代と団塊ジュニアが労働市場から退出したためようやく改革に着手することができるようになったのです。
安倍政権の働き方改革は日本の雇用をグローバルスタンダードにすることです。
それは、正規雇用も非正規も関係ない、完全実力主義の真の資本主義社会の同来を意味します。
私たち20代30代の若者は、そのことを強く自覚する必要があります。

PART2 「モテ」と「非モテ」の分断

(省略)

PART3 世界を揺るがす「上級/下級」の分断

世界はリベラル化に向かっています。
生まれた国や性別、肌の色などに差別されないという正の側面の裏には、すべてにおいて自分で責任を取る必要のあるという負の側面があります。
(省略)
これからアジアなどの先進諸国は人口爆発により、日本の中流階級よりも豊かな層が誕生します。
ここでは、内容は割愛しますが、またどこかの記事で触れていきたいと思います。

上級国民下級国民の感想・ネタバレ

21世紀の資本ではR>G、
2030年の世界地図帳ではエレファントカーブなど、
格差と貧困は現在の社会の仕組みとして疑いの余地のないものとなってきています。
上級国移民下級国民でネットを騒がせた「上級国民は犯罪を犯しても裁かれない」のようなとんでもな格差は起きなかったとしても、お金の問題によって引き起こされる様々な格差は今後も拡大していきます。
しかし、その時の格差の要因は「エリート・学歴・大企業」のような旧来的な成功のシンボルとは別の要因となっています。
いわゆる、いい大学、いい企業に就職したからと言って、「上級国民」になれるわけではないのです。

上級国民になるには?

上級国民下級国民で述べられたように、団塊の世代やそのジュニア世代は、その生まれた年代が同じというだけで「上級国民」の仲間入りを果たしていると言えます。
団塊の世代を守るために日本の終身雇用が誕生し、リーマンショックでもその既得権益が保護され、年金が約束されているからです。
そのしわ寄せを受けている、私たち20代30代は、その生まれた年代によって既に「下級国民」とも言えます。
それでは、私たち20代30代の若者は上級国民になることはできないのか?
私はそうは思いません。
確かに世の中の問題を変えていくことは難しいかもしれませんが、一個人の問題を解決することは可能です。
それではどうやって個人の問題をクリアにして上級国民の仲間入りを果たすことができるのか。
ここではその詳細は省きますが、個人が資産(金融資産・人的資産・社会的資産)を保有することがその解決だと橘玲さんは別の著書「人生は攻略できる」で述べています。
大前研一さんも20年以上前から、「サラリーマンこそキャッシュフローになるビジネスを持て!」との発言をされています。
資産(ビジネスを含む)を持つことが私たちが上級国民になるためにできる唯一の方法なのです。
(※当記事は特定の金融資産を推奨するものではありません。)
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