20代社会人の終身雇用崩壊と年金2000万円問題を考える|神戸大阪朝活読書会

 

「終身雇用の崩壊と年金2000万円問題が騒がれてるけど、今の20代30代の私たちって、このままじゃヤバイ。人生詰むって感じるのって私だけ??

 

あなたは今、そうお考えではありませんか?

なにかしらの不安を持っていても、周りに同じ不安を持っている人がいないと、なかなか相談することや気持ちを共有することって難しいですよね。

例えば、終身雇用崩壊や年金2000万円不足問題など、今の日本を見ていると将来の不安が山済みですよね。

終身雇用の崩壊で令和サラリーマンに求められる「自律」

「老後資金2,000万円問題」の裏に隠された、本当に大切なこととは

しかし、会社の同僚と話しても自分と同じような危機意識を持った人がいないと、自分一人でどうしたらいいかわからず立ちすくんでしまうと思います。

そんなあなたに朗報です!

当記事「20代の貯金と平均年収は?終身雇用崩壊と年金2000万円問題を考える」を読めば、あなたの不安を整理できるだけではなく、読書会というコミュニティにはあなたと同じような不安や危機意識をもって、自分の将来を自分で良くしていこうとする仲間がたくさんいることが分かります。

  • 「将来に備えて何かしたいけど、何をしていいかわからない。」
  • 「そもそも周りに、同じような危機意識をもって行動を起こしている人がいないから理解されずに相談できない。」

という思いを持った方に、当記事がお役に立てれば幸いです。

なお、ここで作成した記事は、神戸大阪朝活読書会の中で語られたり、紹介された本の考察を踏まえてまとめた内容になります。

もし、当記事の内容に関心のある方は、ぜひ神戸大阪朝活読書会で一緒に意見交換ができたらと考えています。

20代社会人に差し迫る、終身雇用崩壊と(老後資金)年金2000万円問題とは?

今年2020年は、経済サイクルと人口動態の観点から、日本における大きな時代の転換点になることをご紹介しました。
しかし、「あまりにも話が大きすぎて自分事としてとらえられない!」との意見を頂きましたので、今回は、皆さんの身近な問題である、「終身雇用崩壊」「(老後資金)年金2000万円問題」に着目して、これからの日本の変化について考えていきたいと思います。

終身雇用崩壊とは?

(終身雇用崩壊の動画)
経団連会長の中西宏明は、2019年5月7日定例記者会見で、以下の発言をしています。
 
終身雇用を前提に企業運営、事業活動を考えることには限界がきている。
外部環境の変化に伴い、就職した時点と同じ事業がずっと継続するとは考えにくい。
働き手がこれまで従事していた仕事がなくなるという現実に直面している。

そこで、経営層も従業員も、職種転換に取り組み、社内外での活躍の場を模索して就労の継続に努めている。
利益が上がらない事業で無理に雇用維持することは、従業員にとっても不幸であり、早く踏ん切りをつけて、今とは違うビジネスに挑戦することが重要である。
(出典)
 
 
また、トヨタ自動車の豊田章男社長は、2019年5月13日の日本自動車工業会の会長会見で、以下の発言をしています。
 
今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない。
出典
 
これらの発言を踏まえると、私たち20代は終身雇用という昭和のロールモデルを世襲すると、こんなはずじゃなかった未来が待ち受けていることは明白です。
しかしながら、私たちの親世代は昭和の成功体験が強烈に残っているため、いまでも「良い会社に就職することが正義」「終身雇用で勤め上げるのが正義」といった価値観を持っていることも事実です。
 
ところで、なぜ今のタイミングで「終身雇用の崩壊」が叫ばれるようになったのでしょうか?
その背景を考察し、あなた自身のキャリアの選択を考えることは非常に重要です。
 
まずは、終身雇用の崩壊の背景には以下の事実があります。
  • 日本企業はバブル期以上の好景気
  • 日本のサラリーマンの賃金は横ばい
  • 2020年に団塊の世代の引退が完了
  • 2021年から2025年は団塊ジュニア世代が50代に突入
  • 2021年から2025年は企業の人件費がピークに達する

日本の人口ボリュームは団塊の世代と団塊ジュニア世代が大半を占めています。

そのため、日本は団塊の世代に合わせて時代が推移してきたといっても過言ではありません。

団塊の世代が20代にロックと学生運動が流行し(ビートルズ)、30代に車を買い(マイカーブーム)、40代で家を買い(不動産バブル)、日本経済をけん引してきました。

そして「若年層3人強と団塊世代1人は同じ重さ」といわれる通り、団塊の世代は最も投票権を保有している最重要ボリューム層なので、日本の政策は団塊の世代のために実施されてきました。

つまり、日本政府は団塊の世代の顔色を見ながら各種政策を実施しなければならず、団塊の世代が引退を迎えた2020年にようやく労働改革に着手ができるようになったのです。

人口動態と賃金上昇カーブ(サラリーマンは50代が一番人件費が高い)をみながら、日本政府は団塊の世代が引退する時を待っていたのです。

だからこの数年で、「働き方改革」「副業解禁」「終身子法の崩壊」など、働きかにかかわる様々な変化が急激に推し進められているのです。

それは、2025年までに労働改革を進めなければ、日本企業は高止まりした人件費に押しつぶされてしまうからなのです。

そして、2021年から2025年にかけて、企業は人件費がピークになることをあらかじめ予測しているからこそ、日本経済がバブル以上の好景気にもかかわらず、20代30代の賃金上昇の見込みがない状態で「失われた30年」が過ぎ去ったのです。

(老後資金)年金2000万円問題とは?

(年金2000万円問題の動画)
 
金融庁は、2019年6月3日に金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」を公表しました。
この公表を受けて、(老後資金)年金2000万円問題が各種メディアで波紋を呼んでいます。
 
 
この記事は、あくまでこれから老後を迎える世代が2,000万円不足しているということです。
私たち20代は人生100年時代を迎えます。
寿命が延びることを考えるだけでも、老後資金がいまの引退世代以上に必要なことを言うまでもなく、それ以外にも、年金、退職金など様々な金融リスクが差し迫っています。
そして、私たち20代は生涯賃金がいまの引退世代と比較して10区円以上の差が生じるともいわれています。
以下はその試算です。
 
    60代   ⇒ 20代
年金 :3000万円 ⇒ -2000万円
退職金:2500万円 ⇒ 0円
貯蓄 :4000万円 ⇒ 500万円
合計 :9500万円 ⇒ -15000万円
 
私たち20代は2000万円の年金払い損だと言われています。
終身雇用の崩壊は、そのまま退職金の消失を意味します。
 
そして、貯蓄は預金金利の変化によるものです。
日本の最盛期、郵便貯金の金利の最高値は8%でした。それが現在は0.001%まで減少しています。
マジカルナンバー72で考えると、金利7.2%で運用すると10年で元金が倍になる計算です。
つまり、30歳で500万円を預けると、40歳で1000万円、50歳で2000万円、60歳で4000万円に達するのです。
これをリアルタイムで経験した親世代は、「貯金神話」を今でも信じているのです。
しかし、低金利の昨今、金利0.001%で運用すると、元金が倍になるのは7万2千年かかります。
つまり、貯金をするという行為は投資に一切結びつかないばかりか、インフレや為替による相対的減耗になりうるのです。
 
つまり、私たち20代は、昭和とは全く異なるゲームのルールで現実社会を生き抜く必要があり、
過去の成功体験に縛られた生き方はかえって身を滅ぼしかねないのです。

20代社会人の終身雇用崩壊と(老後資金)年金2000万円問題に関する記事

当記事についてさらに詳しく知りたいという方は、以下の資料を参考にしてください。
 

終身雇用崩壊と(老後資金)年金2000万円問題に関心のある20代社会人は読書会へ参加しよう!

それでは、終身雇用崩壊や(老後資金)年金2000万円問題などの将来の課題に対して不安や危機感のある人はどうしたらよいのでしょうか。
 
金融庁のレポートでは、20代の若い社会人うちから積極的な投資をすることを推奨していますが、それは無責任だとする声も上がっています。
 
私がおすすめするのは、いきなり金融商品やビジネスなど投資に走るのではなく、まずは自分で情報を仕入れて自分で考える癖を身に着けることから始めることをお勧めします。
 
なぜなら、いきなり株やFX、積み立て型のNISAやiDeCoにお金を投資する人は、基本的に楽をしたいという考えを持っているからです。
 
その姿勢は、自分で考えるのが面倒だから他人に人生を任せようとする姿勢にほかなりません。
それで問題が起きた時には誰もあなたを助けてくれませんし、自力で解決する力もなくなってしまいます。
ですので、まずは自立することを目指すことを私はお勧めします。
  • 「どの株を買ったら儲かるの?」
  • 「どんな会社に転職したらよい?」
  • 「どんなビジネスをしたらよい?」
など、人に依存した状態から脱出し、経済的、精神的、社会的に自立を手に入れることが重要です。
そして、読書会では、情報感度の高い20代30代の社会人との対話を通じて、単に情報を収集するだけではなく、自分で考える癖を身に着けることができます。
 

もし当記事を読んで、終身雇用崩壊と(老後資金)年金2000万円問題に関心のある20代30代の社会人の方がいらっしゃいましたら、ぜひ神戸大阪朝活読書会でお会いできることを楽しみにしております。